二番目でいいなんて、本当は嘘。

休日

3日間の臨時休暇をもらったのはいいものの、とくにこれといった予定もなかった私は、夏物の衣類の整理をしたり、押入れに仕舞い込んでいた布団を干したりと、日常の延長みたいな生活を送っていた。


秋の空はどこまでも高く、空気は透き通っていて気持ちがいい。

晴れの日が続いていたにもかかわらず、仕事が忙しいため洗濯物を外に干せないことが悔しかったので、ここぞとばかりに私は溜まっていた家事を片付けた。

ぽかぽかした縁側でひなたぼっこを楽しむシズクの姿をゆっくり眺めるのも久しぶりだ。
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