二番目でいいなんて、本当は嘘。

愛しているの言葉

***

月命日だったこともあり、翌日は午前中に祖父の墓参りをしにいった。
そのあと薫さんと待ち合わせをして、スカイツリーでデートをすることにした。

意外にも、薫さんはスカイツリーに行くのは初めてらしい。

「外国からのゲストは、近代的な場所よりも、どちらかというと浅草のような歴史を感じられる場所のほうに行きたがりますからね」

「なるほど。でも、私もオープンしてすぐの時に来たきりです。あのときはとても混んでいて、ゆっくり観光するどころじゃなくて」

「じゃ、お互い初心者みたいなものですね」


周りにいるのは中高年のグループ、修学旅行生らしき高校生が数組。
一時期の混雑に比べたら、客足もだいぶ落ち着いている。

さっそく展望台の入り口に向かおうとして、薫さんはふと足を止めた。

「……買いものをしてからにしましょうか」

仕事帰りでスーツのままの薫さんは、デートをするには少し堅苦しい格好に見えた。

「そうですね」

私たちは、洋服を買い、着替えてから観光することにした。
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