二番目でいいなんて、本当は嘘。
第4章

私はあなたを癒す存在であり続けたい

11月になると、日を追うごとに冬の気配が濃くなっていく。

秋の天気は移ろいやすい。
息が白くなるほど冷え込んだと思ったら、翌日の日中は夏に戻ったのかと思うほど暑くなったりする。

そのせいかはわからないけれど、私はここ数日、体調を崩していた。
寝込むほどではないものの、微熱が続き、思うように仕事に集中できなくなっている。
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