二番目でいいなんて、本当は嘘。
仔猫はダンボールのなかで、体を寄せ合ってすやすやと眠っている。


ここに向かう途中、秘書さんの運転する車のなかで、明日の朝イチで動物病院の予約を入れた。

社長公認のようなものだけれど、念のため会社にも遅刻する旨を伝えた。

ミルクも用意したし、仔猫の様子も今のところは問題なさそうだ。
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