元カレと再会した場合

とりあえず、ここから出ないと!



てか第5選択室ってどこなの!?






座り込んだままだった私は、とりあえず立つことにした。





よいしょっと立ち上がろうとした……ら。





「た、立てない…?」



いくら踏ん張っても腰と足に力が入らない。







そういえば私…腰抜けてたんだった…。





朔のことをお化けだと勘違いして、転けて…、。







よいしょ、と何回立ち上がろうとしても一向に私の足は踏ん張れない。




「…朔〜」


確実に今、私は立てないと思ったから朔に助けを求めた。




「無理」



間髪入れずに無理だと言ってくる朔。



「まだなんも言ってないじゃん!」




「…嫌な予感がするんだよ」






「おんぶして?」



「ほらな…嫌な予感的中。」





絶対嫌だと言う朔に、なんでもするから一生のお願い!と必死に頼む。


< 19 / 131 >

この作品をシェア

pagetop