元カレと再会した場合
とりあえず、ここから出ないと!
てか第5選択室ってどこなの!?
座り込んだままだった私は、とりあえず立つことにした。
よいしょっと立ち上がろうとした……ら。
「た、立てない…?」
いくら踏ん張っても腰と足に力が入らない。
そういえば私…腰抜けてたんだった…。
朔のことをお化けだと勘違いして、転けて…、。
よいしょ、と何回立ち上がろうとしても一向に私の足は踏ん張れない。
「…朔〜」
確実に今、私は立てないと思ったから朔に助けを求めた。
「無理」
間髪入れずに無理だと言ってくる朔。
「まだなんも言ってないじゃん!」
「…嫌な予感がするんだよ」
「おんぶして?」
「ほらな…嫌な予感的中。」
絶対嫌だと言う朔に、なんでもするから一生のお願い!と必死に頼む。