2570 ー男子高校生とOLー

「でもマネージャーは必要だし。それで入ってくれるならいいんじゃない」

「一理あるけど、それを言うならあの子たちのほとんどはお前と桜庭先輩目当てなんだから行って話して来たら?」


木田は五月がそんなことをするような性格ではないと分かっていて、わざとそんな提案をする



「言い過ぎだって」

「いやそうだよ。こんなハードな部活のマネなんか、僕が女子だったらイケメンくらいいなきゃやりたくないもん。お前が一言、絶対入ってほしい、的なこと言っとけばあの子たち全員入るのに」


ま、やんないよね。分かってますよ___

とでも言いたげな顔で木田は五月の方をポンと叩く


「はいはい」


無言の手から「そんなことよりご飯にしよう」のメッセージを受け取った


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