Deal×Love After
「勘違いかもしれないと、思ったから……」

今泣くのは卑怯だ。

だって海さんに秘密を作らないって約束したのに、結果作ることになってしまった。


「ごめん……泣かせたいわけじゃない。怖かったな」

でも海さんは私を宥めるようにぎゅっと抱き締めてくれた。

「怪我はない?」

「は、はい……」

優しい声に安心する。

「椿、今すぐに警察に行こう」




すぐに警察に行った。
だって本当に命の危機を感じた。

だけど警察は、

「押された証拠とか、目撃者はいますか?じゃないと難しいですねぇ」

怪我をしたわけじゃないし、事件として立証することが出来ないせいか、話をまともに聞いてもらえなかった。
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