Deal×Love After
「椿って御母さん似だったんだね。まさか家を売る判断をするとはね」


車のエンジンを掛けながら海さんが言った。

私も母の意外な行動力に驚かされました。

が、今はもうそれどころではない。

私には次なる心配事があるから……


「さぁ、買い物して帰ろうか」

「は、はいっ」


昨日、海さんが迎えに来てくれた時に少しだけ二人きりになったけれど、今から本当に本格的にここから、二人きり。

私は二人っきりになった瞬間に緊張が身体に迸り、カチンコチンになってしまう。

だってここは昨日、沢山のキスをされた場所。
緊張しない方がオカシイ。

そんなことを考えていると車がゆっくりと走り出し、ホッとする私。


「久々に椿と二人きりになるね」

そんな私に気付いてか、運転しながら言う海さん。

< 14 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop