Deal×Love After
「そ、そうですねっ」と返すが、私は上の空。

遊ばれているかもしれないといつもの私なら慌て出す。
が、今の私にはそんなこと考える余裕は無くて、海さんの言葉は右から左へと流れていってしまった。


家に帰ったら、キスよりももっと凄いことをされるかもしれない。

心臓は時間が進むにつれ、速度を上げていく。

スーパーに向かう時にも手を繋がれ、車の運転中以外は、ずっと私は海さんに捕まっていた。

そしてマンションへ着くと、エレベーターに手を繋がれたまま乗り込む。


「今日から俺と一緒に眠ってくれるんだよね?」


ドキィ!

ついにその話題!

私はコクコクと何度も首を縦に振る。


桜が居た一週間、私達はお互いの部屋で寝た。

海さんが「桜ちゃんが居たら椿は落ち着かないだろうから、桜ちゃんが帰るまでは今まで通りに眠ろうか」と言ったから。

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