Deal×Love After
いつの間にか俯いていた俺は勢いよく顔を上げる。

二週間ぶりの黒々とした大きな椿の瞳が俺を見てくれて、やっと目が合ってくれて。


その瞬間、身体の奥から噴き出してきた喜びが、心を占拠していた孤独を一気に蹴飛ばした。


「つ「海さんは大丈夫でーーーーっ!?」


名前を呼ぼうと思ったら、二週間喋りもしなかった椿が突然大声を出した。

しかも二週間、ピクリとも動かなかったのに突然起き上がって。

かと思ったら、今度は痛そうに顔を歪めながらお腹を押さえて背中を丸めた。


目覚めた瞬間、一気に騒がしい。

それを見た俺は、はぁーっと大きな息を吐いた。


だっていつ起きるかも分からなかったのに、起きた瞬間身体を起き上がらせた。

その姿を見て、心から安心した。
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