Deal×Love After
その日のバイトは十四時で終わり。
バイトの疲れを感じながら私は茹だる暑さの中、日傘を差しながら家へと向かいながら考えていた。

最近毎朝海さんに私は紅茶を淹れてもらっている。
私も海さんにコーヒーを淹れてあげたいなって。
前にも覚えようと思っていたのにすっかり忘れていた。

帰ったら早速ひさ子さんに教えて貰おうかな…………ん?


その時、ふと背中に感じた視線と人の気配。


私はおもむろに後ろに振り返った。


灼熱の暑さに耐えながら目的地を目指して歩いていく人達。
その中に知っている顔はない。


ここは大通りだし、人は沢山行き交う。

気のせいか。と思い、前へ向き直す。


だが再び歩きだすと、また背中に感じる視線。
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