SOG&MJK☆〈完〉
あれからあたしは。
取りあえず散らばってた
洗濯物を綺麗にタンスにしまって
部屋を綺麗にした。
リビングに顔を出せば。
隼はもう出て行こうとしてたときだった。
「あ、もう行くの?」
「まあ。」
「…いってらっしゃい」
「ん。あ、それから。」
「ん?」
「原本がここ来るから」
「…え!?」
來名…が!?
ななな、何で!?
「一応、事情は言っといた。
成田の事も知ってるから。」
「…は?」
「詳しくは眸が話してやれよ?
原本は、味方だって言ってたし。」
『じゃあな』と付け加えた隼は
ドアを開けて行ってしまった。
もしかして…気遣ってくれたの?
あたしが…不安抱えてたから?
ほんとに、あの人に優しさは…
分からないな。