SOG&MJK☆〈完〉


それは…言ってはいけない事だったかもしれない。


でも、それがあたしの本心だった。



 好きになりかけていたのは昔。



あたしは、小さい頃から真咲にくっ付いていたけど


真咲は知らんぷり。


 小学校に上がったって、

知らない女の子にべったり。


中学だって…変わるわけがなかった。


 むしろ、ヒートアップしていた。



勝手にパシリにもされて。

だから…嫌いだった。嫌だった。



「何言ってんだよ…」


「これが本心なの!
 あたしはもう…


  真咲なんか好きじゃないっ!!!」


周りはからかいかもしれない。


でも、あたしは…嫌だったんだよ?



 自分勝手にキスしたのは本当。


でも、バラすって何?

バラさない代わりにパシリって何?


「今まで…パシリとか、ドMとか
 雑用とか…



  嫌だったの!!」


「…っ」


「みんなは面白がってるだけかもしれない。


 でも、…あたしの気持ちだって考えてよ!!」
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