SOG&MJK☆〈完〉
真咲の顔はどんどん強ばっていく。
でも、あたしの暴走は止まらない。
いや、止めたくない。
そう思ったんだ。
「嫌だったから!離れたのに!
一からやり直そうって決めたのに!
なのに何?
ノコノコと編入してきて
いきなり好きだなんて!!!
そんなのただの自分勝手じゃない!!」
「何が悪ぃんだよ!!!」
突然真咲が叫んだ。
言いたい事を言っていたあたしも
止まる。
「言ってんだろ!?
好きならどんな手でも使うって!!」
「いきなりすぎでしょ!?
あたしを虐めてて…
急に好きだなんて!!」
「好きだったよ!前から!」
「…え?」
「ずっと…ずっと好きだった。」
好き…だった?
前から…?
嘘だ嘘だ。
嘘に決まってる。
信じない。
信じたくない。