SOG&MJK☆〈完〉


「じゃあ何であんなこと…!!」


「独占したかったんだよ。
 どんどん大人になってく眸が
 離れてく気がして…
 だから…」


独占?大人?離れてく?



何それ。そんなのただのいい訳じゃん。


「独占できれば、パシリにでもするの!?」


「それは…!!」


「いい加減にしてよ!
 言ってることとやってることが
 矛盾してるよ!!」


「…矛盾?」


「好きだったら…
 他の女の子のとこに行かないでしょ!?

 好きだったら…

   こんなことしないでしょ!?」


「…」


そうだよ。矛盾してる。


好きだったら…一途に愛してくれればいいじゃん。



 余計な…事するからいけないんだよ。



「あたしは…!
 好きって言ってくれるなら、
 もっと一途に愛してほしかった!

 中途半端は…嫌なの!!」


「俺は…!!
 十分一途だよ!!」



一途…?


 真咲の何処が一途だって言うの!?



「どこが一途なんだよ。」
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