SOG&MJK☆〈完〉
俺もいい加減うんざり来た。
毎日毎日、関わってないかって…
「…うぜぇんだよっ!!」
「真咲?」
「そんなに俺が信じられねぇのかよ!?
毎日毎日よ!!
何でそんなに聞いてくんだよっ!!」
俺はとうとうキレた。
無性に怒鳴りたかった。
でも…
「真咲が嘘ついてるからでしょ」
母親は確かにそう言った。
ちょ、どういうことだよ…。
眸がパシリって知ってんかよ?
「真咲がさ、いつまでたっても
眸ちゃんをパシリにしてるって言わないから
脅してんじゃん」
肩を叩きながら母親は面倒くさそうに言った。
「な、んでそれを…?」
「飛び込んできたのよ。眸ちゃんが家に。
真咲を何とかしてくれって。」
…眸が? 飛び込んできた?
「泣きながら。だから高校も
違う方向を選んだし。
眸ちゃんを助けるため?」
親はそう言うと煙草に火をつけ始めた。
「やめたん、じゃねぇのかよ」
「あぁ、もうこれで最後だし?」