SOG&MJK☆〈完〉


「…ちょっと待てよ。」

隼の横を通り過ぎようとしたあたしの

腕をグイッと引っ張る。


「もう…今度は何?」

はあーっとため息をついたあと、

 仕方なく聞いた。



「…今度からは
 もっと早く帰ってくること。」


そう言って隼はあたしの額に
 
 ―――キスを落とした。


「…なっ…、」

顔がボッと熱くなるのが自分でも分かった。


「照れてる暇があったら。
 料理作れよ?」

ニヤッと笑った隼は部屋に戻って行った。



…あのやろー!!


ドS俺様気取り男めー!!


あームカつく!


…すぐに嫌がんないあたしもムカつく!



まったく…仕方ない。作るか…



あたしは乱暴に野菜を切って、


とにかく乱暴に料理を作って


 隼に怒られて。



お仕置きに今度は頬にキスをされたんだ。




  最悪ー!!!!
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