Sign of Love
「佐倉さんは高円寺から帰るとき、いつもどこ曲がるの?」
「えーと……、あそこです」ひとつ先の信号を指したら、
「そこの信号のもう少し先にカフェがあるんだけど知ってる?」唐突に訊かれた。
「はい。このあたりも時々来るので。テラス席がある大きいところですよね?」
「そうそう。もしよかったら一緒にどうかなって」
「ええええ」
思わず抱えていたバッグを取り落としそうになった。わたしのあまりの驚きに、坂巻さんは慌てて弁解を始めた。
「あ、ごめん。全然そういう意味じゃないんだ。よくひとりで行く場所なんだ。だから……今日も元々行くつもりだったし」
多分、わたしが無理矢理高円寺まで付いてきてしまったから、誘わないのも申し訳ないと思ったんだろう。なんというか、坂巻さんはそういう人だ。
「ただの思いつきだから、別に無理しなくても」
「えーと……、あそこです」ひとつ先の信号を指したら、
「そこの信号のもう少し先にカフェがあるんだけど知ってる?」唐突に訊かれた。
「はい。このあたりも時々来るので。テラス席がある大きいところですよね?」
「そうそう。もしよかったら一緒にどうかなって」
「ええええ」
思わず抱えていたバッグを取り落としそうになった。わたしのあまりの驚きに、坂巻さんは慌てて弁解を始めた。
「あ、ごめん。全然そういう意味じゃないんだ。よくひとりで行く場所なんだ。だから……今日も元々行くつもりだったし」
多分、わたしが無理矢理高円寺まで付いてきてしまったから、誘わないのも申し訳ないと思ったんだろう。なんというか、坂巻さんはそういう人だ。
「ただの思いつきだから、別に無理しなくても」