Sign of Love
「……今日、佐倉さんと話ができてよかった」
思いがけない言葉に顔を上げると、真っ直ぐな目で見つめられた。
「最近ずっと悩んでたんだ。社内SEだとどうしても開発に入りにくいし、キャリアのためには、今のうちに情報システム専門の会社でもっと経験を積んだほうが良いのかなって。さっき、ベンチャーの友達の話したけど、仲良くなっていろいろ仕事の話も聞くようになると、余計に焦っちゃってさ」
憧れの人が、近い未来にいなくなってしまうかもしれない。突きつけられた現実に、ただ悲しくなるけれど、今の仕事じゃやっぱり坂巻さんには物足りないのだとも思う。
なんて言葉を掛けていいのか分からないままに黙り込んでいると「でも」と、坂巻さんは照れくさそうに頭を掻いた。
思いがけない言葉に顔を上げると、真っ直ぐな目で見つめられた。
「最近ずっと悩んでたんだ。社内SEだとどうしても開発に入りにくいし、キャリアのためには、今のうちに情報システム専門の会社でもっと経験を積んだほうが良いのかなって。さっき、ベンチャーの友達の話したけど、仲良くなっていろいろ仕事の話も聞くようになると、余計に焦っちゃってさ」
憧れの人が、近い未来にいなくなってしまうかもしれない。突きつけられた現実に、ただ悲しくなるけれど、今の仕事じゃやっぱり坂巻さんには物足りないのだとも思う。
なんて言葉を掛けていいのか分からないままに黙り込んでいると「でも」と、坂巻さんは照れくさそうに頭を掻いた。