守りたい ただあなただけを


「リューマ聞いたよ。

どうしてハグワール自衛部隊からの入隊の誘いを断ったの?」


「・・・・うーん。」


「誰でもなれるものじゃない。
リューマは“選ばれた”って事なのに・・。」


「この街が好きだからなぁ俺は。

それに俺がハグワールに行ったらマコト寂しいだろ?

お前もだよなコロ?」


『ワン!』


「それはまぁ・・・って本当にそんな理由!?」


「俺にとっては大事な事だよ。

それに、自衛部隊って言っても別に戦う訳でも無いし。

ラバル国王様が第39代になって1年以上経つけど、

ヨバル国王の時のように・・いや益々平和になってる。

俺が行ったところで、
別に何の役にも立てないよ。」



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