守りたい ただあなただけを
――――――
泥酔したリバル様が王宮に帰ってきたのは、夜が更けてからだった。
「なんだカズマ~?
わざわざ出迎えか?」
「・・・・・・・・・・。」
「・・説教は明日にしてくれ。」
「・・・リバル様。」
「・・・なんだよ?
・・っていうかなんか静かすぎない?
まだみんな寝る時間には早いだろ。」
「・・・・よく・・お聞きください。」
「・・・・・・・なに?」
「・・ラバル様が今日の昼、
お亡くなりになりました。」