蒼い月と紅の灯火
「ちょ、朱里!」
おろおろするから尻尾がパタパタする。
耳もピコピコして面白い。
「蒼兎もふもふ!」
「もう……。朱里は本当に無邪気だな」
尻尾で顔をわさわさされる。
くすぐったくてたまらないけど嬉しい。
耳も触りたいけど流石に怒られそうだ。
以前とは違い前髪もピンで留めて、顔ははっきり見えるようになっている。
綺麗な蒼色の瞳がよく見えるため、表情も読み取りやすくなった。
(やっぱり綺麗だなぁ)
「ふふ、蒼兎大好き」
「!? そ、そう……僕も朱里が好きだよ」
照れて顔が赤くなる。
その前に尻尾が振れているし、耳がピンと立っている。