蒼い月と紅の灯火
「朱里は何蕎麦がいい?」
「とろろ!」
あのネバネバしてるのにふわふわした甘いとろろが好きだ。つゆと合わさるともっと美味しくなる。
「わかった」
二人でお店に入る。
周りからしたら不思議だろう。
銀髪と白髪。ましてや目の色も普通じゃない。
けれど、すんなりと通してくれた。
落ち着いた雰囲気の店内。
子供も静かに美味しそうに蕎麦を食べている。
「何にいたしましょう」
「ざると、とろろで」
「わかりました」