蒼い月と紅の灯火

「どう、いう……?」




「いつまで自分を誤魔化すの?」




自分を誤魔化す……?
そうか、私は……。




「私は、朔夜の事は好きだよ。でも、恋人の好きじゃない」




「根拠は?」




「根拠……? そんなの……」




直感。じゃないの?
朔夜、あなたがそう言ったんじゃないの。




「少し、意地悪だったかな?」




この意地悪さ、兄弟だなと再認識する。
そんな場合じゃないのだろうけど……。




「どいてくれませんか」




「それは出来ないな」

< 88 / 156 >

この作品をシェア

pagetop