エリート部長の甘すぎる独占欲~偽装恋愛のはずでしたが!?~
一誠さんはそんな私を、愛しくてたまらないというように、ぐっと抱き寄せる。
手にしていたピンク色のブーケが、ぱさりと大理石の床に落ちた。
「好きだよ、巴。……幸せにします。必ず」
「一誠さん……私も……大好き、です」
互いの告白が終わると、一誠さんはそっと私の顎に手を添えて、優しいキスをした。
それは、永遠に私が彼のものになるという、愛しい束縛の誓い。
私はこれからも、一誠さんの愛で満ちた底なし沼のなか。
甘い甘い幸福にもがきながら、溺れていく。
FIN


