エリート部長の甘すぎる独占欲~偽装恋愛のはずでしたが!?~
「じゃあ、今、言ってください。……僕はそのための、練習台ですから」
「でも……」
「ほら、我慢しないで」
私をけしかけるように、なかにいる部長が何度も私の奥をつつく。
「あ、んっ……す、き。だい、すき……っ」
快楽の波が押し寄せるのと同時に感情がはじけて、わけもわからず、私は壊れたおもちゃのように、好きだという言葉を繰り返した。
「上手です。巴。ほら、ご褒美、です」
心にもないことを言われているというのに、部長ときたら全く意に介した様子はなく、私をせめたてては、高みに連れて行った。
寂しかった心は不思議と満たされ、思っていたほどの罪悪感もなかった。
その後、彼に腕枕されたまま、ふわふわした眠気に包まれながら、とりとめのない話をした。
「きみに飲ませたカクテル、名前を知っていますか?」
「……いえ、知りません」
「キス・イン・ザ・ダーク。暗闇の中で、キス」
ふうん。なんだか大人っぽい名前のカクテルだ。自分だったら恥ずかしくて絶対に注文できない。