私、いじめたアイツをオトしてみせます。〜イジワル男子攻略法〜


「ほら、ここが保健室だ」

なんてことを考えつつ、適当に他愛ない話をしながら歩いていると、いつの間にか目の前には保健室の扉が構えていて。

平坂くんに黙ってついて来るだけで私ちっとも場所を覚えていなかった!


「平坂くんごめんね!その、ありがとう……」

「おう。……にしても妙だな。閉まってんのか?部屋、暗すぎねぇか?」

平坂くんは私を軽く押し出して扉の前に立ち、保健室のドアを開けてみせた。


ガラララ……

鍵は開いているようだ。


そのまま彼は保健室の中に先に足を踏み入れ、室内の様子を窺った。

私も続いて入ってみる。


保健室内のベッドは使われている形跡なし。

どうやら保健医の先生も今は不在のようだ。


ってそれじゃジャージが借りられないんだけど!

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