死にたがりティーンエイジを忘れない


「とにかく、わたしは行かないから」


このところ完全に、わたしは偏屈者としてまわりから見られるようになっている。

流行にも化粧にも恋バナにも興味を示さない変わり者だと。


本当はときどき、まわりの声を聞いている。

ダイエットの話題。

やせたいという声。

でも、そこには加わらない。

この劣等感を人前にさらすなんて、肌をさらすのと同じくらい、耐えられなかった。


去年はどんな気持ちでこの課題をやっていただろうか。

覚えていない。

ミネソタにホームステイに行くために、誰よりも早く課題を片付けだけれど。


あれからもう一年経ったのか。

だらだらと、じりじりと、居心地の悪い時間が這うように流れていった。

その時間を過ごす間はひたすら長いように感じたけれど、終わってから振り返ると、あっという間だ。


本当は今年もミネソタに行きたかった。

親にそれを言い出せなかった。

お金がかかることがわかっていたし、受験勉強は終わりが見えない。

成績を上げても上げても、志望校の判定はよくならない。


毎日、いつも、何かにせかされている。

何かって、たぶん、自分自身にほかならないのだろうけれど。


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