好きって言わなきゃヤダ。【完】
チラッと横目で伺うと


ニコニコ笑っていた先輩の顔が一瞬固まった気がした。




先輩…?




「も~乙羽ちゃんってば、酷い事言うな~。そりゃ可愛い女の子は好きだよ?特に乙羽ちゃんみたいな別格に可愛い子は、自分のモノにしたいくらいにね♪」




「そ、そうですか…。」




先輩の雰囲気が変わった気がした。




アタシの本能が囁いてる。




早くこの人から逃げた方がいいって。




先輩はアタシを頭の先からつま先まで


舐め回すような目つきで見つめている。




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