好きって言わなきゃヤダ。【完】
そして、アタシと先輩の間に割って入った。




瑠衣君…?




それはまるで先輩からアタシを


遠ざけ隠すために思えた。




そんな瑠衣君の行動にアタシは驚いてばかり。




状況を理解するのに精一杯だった。




「この写真、ばら撒いてほしくなければ、今すぐこの場から消えてもらっていいですか?目障りなんで。」




瑠衣君の声は、今まで聞いたことのないくらい冷たい声だった。




「あーあ。こんなとこまで王子気取りかよ。もういいよ。白けたし。」




もしかして、先輩のこと追い払ってくれたの…?




< 156 / 405 >

この作品をシェア

pagetop