好きって言わなきゃヤダ。【完】
瑠衣君の突然の行動に訳が分からなくなる。




なんで瑠衣君、アタシに優しくするの…?




アタシのこと嫌いじゃなかったの…?




添えられた瑠衣君の手が余りにも優しくて


大切にされてるみたいって勘違いしそうになる。




「俺に優しい言葉かけてもらえるなんて思わないでね。…俺、優しくないから。」




「うん…知ってる。」




知ってるよ…。


瑠衣君が、不器用で冷たいこと。




それと、優しいことも。




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