好きって言わなきゃヤダ。【完】
「ふーん…。じゃあ、最近俺らのとこに来なかったのも、そういうこと?」




「えっ。」




アタシは思わず瑠衣君の方へと顔を向ける。




「気づいてたの!?」


「えっ…気づくよ、普通に。あれだけ毎日うざいくらい付きまとってたくせに、急にいなくなるし。…ま、俺はうるさいのが居なくてせいせいしてたけど。」


「そ、そうだったんだ…。」




やばい…ちょっと嬉しい、かも。




思わず顔がニヤけてしまう。




だって瑠衣君がアタシのこと


そんなに意識してたなんて思ってもみなかったし。




< 167 / 405 >

この作品をシェア

pagetop