好きって言わなきゃヤダ。【完】
半信半疑な様子で聞くのも無理はない。




だってアタシ達の目の前にいるのは…




マフラーを首中ぐるぐる巻きにし、


服を何枚着込んでいるか聞きたくなるほどモコモコで


マスクで顔半分を覆っているのだ。




それに太陽が沈んで薄暗いため、


公園の電灯の光でしかよく見えない。




…本当に、瑠衣君…だよね?




「そうだけど。相変わらずアホなんだね。」




不満げな声を漏らしたかと思うと、


グイッとマスクを下げた。




「あっ、瑠衣君だ。」




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