好きって言わなきゃヤダ。【完】
手に持っていた袋を持とうとすると


ヒョイッとそれを見事に交わされる。




「え、瑠衣君?」




「1人でこれくらい帰れるし。…それより、乙羽こそ、こんなとこで元カレと何してたんだか。」




指を差され、ハッと思い出す。




そうだ…アタシ、さっき那央と…。




もうすぐで那央の唇がアタシに触れるところで


運がいいのか悪いのか、瑠衣君に見られ終わっていた。




「えっと、那央…?さっきのは、その…。」




言葉を濁してしか、上手く話せなかった。




すると那央は立ち上がり、ポンッと優しくアタシの頭を撫でる。




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