好きって言わなきゃヤダ。【完】
「やっと分かったんだ、ゴホゴホッ。」




瑠衣君は辛そうに咳を零す。




よくよく見てみれば、手元には薬局の袋が握られており、


いま薬を買ってきたばかりというのが伺える。




それに言われてみれば少し鼻声のような気もする。




「えっ、大丈夫!?じゃあ、学校で会えなかったのって…。」




「学校は昼休みに早退したんだよ。…乙羽に知られると面倒だと思ったから、理仁には口止めしておいたけどね。」




「…なんだ、そうだったんだ。よかった……って、全然よくないじゃん!」




ベンチから立ち上がり、瑠衣君の顔をジッと見上げる。




「顔真っ赤だし、安静にしてないとダメだよ!アタシ、家まで送るから。」




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