好きって言わなきゃヤダ。【完】
「…図書室のこと覚えてる?アタシね、あの時、瑠衣君のことを好きになったんだよ。」




今でも忘れない、瑠衣君の笑顔。




「ホント、卑怯だよね。意味深なこと言って、言い逃げするし、それにあんな笑顔を見せてさ。ずるいよね、ホント。瑠衣君のせいで、暫くドキドキが納まらなかったんだからね?」




自分で話していて、やれやれと、笑みが零れる。




「勢いで告白しちゃったけど、いまだ返事くれないし。…まあそれは、アタシが瑠衣君のことを落とせてないから、仕方ないんだけど…。アタシは早く、瑠衣君に好きになってもらいたい。もっと近く、瑠衣君の1番近くにいたいよ。」




瑠衣君の笑った顔が見たい。怒った顔が見たい。


照れてる顔が見たい。泣いてる顔だって見たい。




アタシは、瑠衣君のこといっぱい知りたい。




もっともっと、瑠衣君のことだけを考えていたい。




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