僅か30センチの恋

李人「…重いなんて...思わないよ。」

涼美「ああ。そう?
何だ、そっか。良かった。
シングルベッドでも平気だった?」

李人「ベッドの話じゃなくて。
俺はスズの事、重いなんて
思わないから安心して。
残念ながら俺はスズの幼馴染としては
ベテランだけど恋人としては
ビギナーだから、多分これからも
スズに嫌な思いをさせたり
寂しい思いをさせたり、不本意だけど
泣かせる事もあると思う。
そうゆう時はいつでもどんな場所でも
言ってくれて構わない。
スズの事、全部受け止める。
受け止めて反省する。本当にごめん。」

涼美「分かった。今日はもう
遅いし、この話はおしまい。」
< 201 / 230 >

この作品をシェア

pagetop