アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
「こんな格好でも大丈夫でしょうか……。よくわからなくて」
「大丈夫だよ。ほら、僕もリネンだ。生地はお揃いだね。麻は汗をよく吸うし肌にはりつくこともないから、こんな日には丁度いい」
安心したのだろう、飛香は弾けたように笑った。
「よかった」
玄関を出て、真っすぐに門へと向かうと、慌てたように警備員の高藤(たかとう)がふたりを追いかけてくる。
「すみません。お車ではないのですか?」
「ああ、今日は歩いていく」
洸が外出に車を使わないことは、高藤の記憶にない。
それもそのはずで、前回歩いて邸の門を出たのがいつだったか、洸自身も思い出せないくらいである。
「ですが、あの、本当によろしいのですか? お供は」
万が一のことがある。心配な高藤は、念には念をと確認せざるを得ない。
「大丈夫だよ。ほら、僕もリネンだ。生地はお揃いだね。麻は汗をよく吸うし肌にはりつくこともないから、こんな日には丁度いい」
安心したのだろう、飛香は弾けたように笑った。
「よかった」
玄関を出て、真っすぐに門へと向かうと、慌てたように警備員の高藤(たかとう)がふたりを追いかけてくる。
「すみません。お車ではないのですか?」
「ああ、今日は歩いていく」
洸が外出に車を使わないことは、高藤の記憶にない。
それもそのはずで、前回歩いて邸の門を出たのがいつだったか、洸自身も思い出せないくらいである。
「ですが、あの、本当によろしいのですか? お供は」
万が一のことがある。心配な高藤は、念には念をと確認せざるを得ない。