きみと1番目の恋

郁人くんが子供みたいな人で良かった。
いや、郁人くんが大人だから
1年振りの再会も気まずく
ならなかったのかもしれない。

突然、彼を避けた私を咎める事なく
ごく自然に昨日まで会っていたかのように
会話する事が出来るのは彼の才能だ。

そして、こちらも気負いせず
話せるのはその空気を
作ってくれる彼のおかげだ。

郁人「翼さん!またね!」

翼「うん、また。」

郁人くんとの再会に
パワーを貰ったのは私の方だった。
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