きみと1番目の恋

彼がいない訳ではない。
付き合ってる人はちゃんといる。
だけど、その関係は責められる事は
あっても決して褒められるものでは
ないから、誰にも言えない。
特に広菜には。

広菜「翼さ、何か隠してない?」

翼「え?」

広菜「今日いつにも増して
オシャレしてるから
仕事の後、誰かにどこかで
お祝いしてもらうのかな?って。」

翼「うん、そうなの。
最近出来たいい感じの人?
その人にお祝いしてもらうの。」

鋭い広菜を交わすために咄嗟についた嘘。
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