きみと1番目の恋
仕事を終えBARへと
やって来た私は行ったり
来たりを繰り返した。
郁人くんに想いを伝える勇気は
まだないけれど、とりあえず
怒らせてしまった事は
謝りたかった。でも、肝心の
プランがない。何をどう謝るのか。
何に対して話せばいいのかが分からない。
ーカランコロン
マスター「若宮さん。
そろそろ中に入ったら
どうですか?大丈夫ですよ。
郁人ならまだ来ませんから。
外は寒いでしょう。」
翼「...すみません。」
マスターに促され中に入り
しばらくするとホットワインを
出してくれた。