きみと1番目の恋

...本当は私が先に言おうと
思ってたのに、また郁人くんに
先を越された。

だから、今度はちゃんと
逃げずに話そう。全てを。

翼「あのさ...郁人くん。」

郁人「何?」

話しかけると必ず答えてくれる。
時間も距離も感じない
その関係性が嬉しい。

武彦からの返信はいつも夜中だったから。
何かを相談した時、返信を
待つ時間がもどかしかった。

翼「何か違ったのかな?
私が武彦を好きって思う
気持ちってやっぱり
間違ってたのかな?
...例え奥さんがいても
私は本当に好き。
それって悪い事かな?」
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