きみと1番目の恋

でも、それよりも
使ってくれる全ての人に
喜んでもらえる物を作りたかった。

救われたから。私は。
だから、今度は商品を通して
誰かの笑顔を作りたかった。

やるべき事を済ませた私は
備品倉庫へと向かった。

社員「若宮チーフ。
お疲れ様です。」

翼「お疲れ様。
ねぇ、このサンプルって
もう廃棄になるよね?」

社員「ええ。商品試験は
終わったんで。」

翼「袋詰めしてもいいかな?」

社員「構いませんけど。
どうするんですか?」
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