きみと1番目の恋
翼「街の人の意見を聞きたいの。」
社員「はぁ。」
馬鹿な事を言っている。
そんな顔をされた。
でも、別にいい。他人の顔色なんて。
私は、いつだって納得したい。
目の前の仕事に自信を持ちたい。
備品室の一角を借り
袋詰めを終えた頃には
もうお昼を過ぎていた。
ご飯も食べずに黙々と
同じ作業を繰り返した。
ダンボール箱を車に乗せ
カバンを取りに部へ戻ると
休憩室で部下達が私の悪口を
言いながらコーヒーを飲んでいた。