きみと1番目の恋

翼「迷惑をかけたくないとかじゃなくて
さすがにまだ郁人くんと住むのは
早すぎるから。」

郁人「じゃあ、明日からどうすんの?
野宿でもするの?そんなに簡単に
部屋見つけられるの?」

郁人くんの言う通りだった。
仕事が忙しかったって言うのは
言い訳で...、今まで部屋探しを
しなかった私が悪い。

武彦は、部屋を解約しないと
高を括っていた私が悪い。

郁人「てか、そろそろさ。
話してもいいんじゃない?」

翼「え?」

郁人「会社で何かあったんでしょ?
てか、...もう知ってるけど。話してよ。」

嘘をついたって無駄なんだ。
彼は私の事を何でも知ってる。
< 280 / 387 >

この作品をシェア

pagetop