きみと1番目の恋

愛なんて1つもないこの場所に
私は毎日せっせと帰る。

階段を登ると武彦が
部屋の前で待っていた。

翼「...武彦...。」

武彦「上司を待たせるなんて
いい度胸だな。」

今日も無駄にかっこいい顔で
意地悪く微笑む。

家の中に入るなり
武彦は激しいキスをする。

翼「武彦...待って。」

武彦「待たない。」

お姫様抱っこしベッドに
運ぶと武彦の指が身体をなぞる。
全身にキスを落とし
優しく優しく愛撫する。
武彦の愛に満たされ
私は我慢せずに声を出した。

武彦「翼、愛してる。」
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