きみと1番目の恋
ーカランコロン
BARの扉を開けると
いつものバーカウンターの中ではなく
カウンター席に彼は座っていた。
マスター「お、いらっしゃい。」
翼「こんばんは。」
振り向いた彼は
私に向かって微笑んだ。
郁人「翼さん。
こんな時間にどうしたの?」
翼「何か、飲みたい気分に
なっちゃって。」
郁人「そっか。座れば?」
翼「うん。」
郁人「何飲む?」
翼「じゃあ、同じものを。」
マスター「はいよ。」