きみと1番目の恋

郁人「じゃあさ、例えば
翼さんの部下がミスした時
翼さんは自分のミスだから
自分で何とかしろって言う訳?
手伝わないで定時に
退社とかしちゃう訳?」

翼「それは...手伝うけど。」

郁人「だったら、おかしくない?
今の状況。何で誰も手伝わないの?
自分の尻拭いは翼さんにしてもらうくせに
翼さんの尻拭いは誰もしないなんて
どう考えても変でしょ。」

そのせいだろうか。
ほんの少しだけ郁人くんも
怒っていた。

翼「てゆーか、何で郁人くんが
そんなに怒ってるの?
怒りたいのはこっちだよ。」

郁人「理解出来ないんだよ。
何で翼さんは1人でどうにか
なると思うのか。
どうして1人で頑張るのか。
俺には全然理解出来ない。」
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