きみと1番目の恋

店員さんは心底驚いていた。
あるいは、こんなおばさんが
今更スケボーを始める事が
おかしかったのかもしれない。

でも、知りたいと思った。
郁人くんが一生懸命になる
スポーツがどんなものなのか。
そこからまたヒントが
生まれるかもしれないと。

結局、私は郁人くんへの
プレゼントではなく
自分専用のスケボー板を買った。

さっき見かけた
公園に戻りスケボーをしていた
若者達に声をかける。
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