私は、大好きな幼馴染に嫌われている


私は、そう返事をした。


「よっし!決まり!じゃあ、なるべく悠斗くんが嫉妬してくれるように、悠斗くんに近い存在の男子集めとくね!」


「ありがとう。沙良はすごいね」


「え?何急に、照れるじゃん!」


そう言って、沙良は私の肩をバシッと叩いた。


そんな感じで、笑い合いながら保健室を出る。


さっきまで、気分はどん底だったのに、沙良のおかげで少し晴れた気がする。


沙良には本当に感謝だ。


私は、ありがとう、の意味を込めて、沙良に精一杯の笑顔で笑いかけた。
< 13 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop